ヨハン・カール・フリードリヒ・ガウス(Johann Carl Friedrich Gauss (Gauß)、1777年4 月30日 - 1855年2 月23日)はドイツの数学者、天文学者、物理学者である。彼の研究は広範囲におよんでおり、特に近代数学のほとんどの分野に影響を与えたと考えられている。数学や磁気学の各分野には彼の名が付いた法則、手法等が数多く存在する。19世紀最大の数学者の1人である。wikipedia
磁束密度の単位
G = Mx/cm2 = dyn1/2·cm-1 = 10-4T
床関数を表す記号[x]。実数 x に対して x 以下の最大の整数として定義される。同じ意味の記号に ⌊x⌋, floor(x) などがある。
[x] := max{ z∈Z | n≤x }
連立一次方程式の解法。掃き出し法ともいう。
n元連立一次方程式を反復法で解く手法の1つ。
係数行列が正定値対称ならば収束する。また、対角優位な行列( |aii| > Σi≠j|aij| )ならば収束する。
円周率を計算する際に用いられるアルゴリズム。
a0 = 1, b0 = 1/√
, t0 = 1/4, p0 = 1an+1 = (an+bn)/2, bn+1 = √
, tn+1 = tn - pn(an-an+1)², pn+1 = 2pnπ ≈ (an+bn)²/4tn
複素数を平面上の点と一対一に対応付けることによって得られる、複素数をその内部の点として含む平面。
複素数平面、アルガン図 (Argand Diagram)などともいう。
実部と虚部が共に整数であるような複素数。ガウス整数全体の集合 Z[i] をガウス整数環とよぶ。また次の Q[i] をガウス数体とよぶ。
Z[i] := {a+bi | a,b∈Z}, Q[i] := {a+bi | a,b∈Q}
ガウス整数のノルムは N(a + bi) := a2 + b2 で与えられる非負の有理整数である。
単数(1の約数)は 1, -1, i, -i の4つ。
ガウス素数とは、約数として8個の自明な約数しか持たないガウス整数のことである。例えば、1 + 2iはガウス素数であり、13 = (3 + 2i)(3 − 2i) は有理素数だがガウス素数でない。
ガウス整数環は素元分解整域である。つまり、任意のガウス整数はガウス素数の積として、順序と同伴を除いて一意に表すことができる。
» ガウス素数
次の形の初等関数をガウス関数という。
ガウス関数の1つ exp(-x2) の両側無限積分はガウス積分と呼ばれる。
次の形の確率密度関数で与えられる分布。
平均を μ, 分散を σ2 とする正規分布ともいい、N(μ, σ2) と表す。特に μ = 0, σ2 = 1 の時、標準正規分布と呼ばれる。
発散定理ともいう。
R3 で定義された滑らかなベクトル場 F = (F1, F2, F3) に対して F の発散 div F を
と定義する。これは∇を用いると, ∇⋅F と表わされる。
V を R3 において滑らかな境界 ∂V をもつ連結開集合とし、F を V の閉包で定義されている滑らかなベクトル場とすると、次が成り立つ。
[n は V の外向き単位法ベクトル]
一般に次の形式で表される級数を超幾何級数という。
[ (x)0 = 1, (x)n = ∏n-1k=0(x+k) ] (ポッホハマー記号)
特に r=2, s=1 の場合をガウスの超幾何関数という。オイラー積分を用いて次のように表される。
(0 < ℜa < ℜc, |z|<1)
z = 1を代入するとガウスの超幾何定理を得る。
(ℜa+ℜb < ℜc, c∈Z\N)
更にa = − nを代入するとヴァンデルモンドの恒等式を得る。